長田 誠(初段)※2017年5月昇段
「苦節20年の末に」
まずは、昇段審査受審の機会を与えて下さった羽田シゲル師範に対し、深く御礼申し上げます。また、これまでご指導下さった諸先輩方、道場生の皆様にも御礼申し上げます。
私が空手に出会ったのは、大学1年生のときでした。フルコンタクト空手のサークルに入り、空手に明け暮れる毎日でした。もっとも、同じサークルの仲間の中には、極真の道場にも通っている人も何人かいて、その人たちから道場の話を聞いたり、「空手バカ一代」を読むなどした結果、極真に憧れを抱くようになり、「いつかは極真会館に入門するぞ」と思うようになっていました。
その後、憧れの極真会館に入門できたのは、極真に憧れを抱いてから10年後のことで、高知支部(当時)に入門しました。7級まで昇級した後、仕事の都合で横浜港南支部に移籍しましたが、当時の仲間とは未だに付き合いがあります。
高知には、極真会館の支部は一つしかなく、特に迷うことなく入門したのですが、横浜に引っ越してきてみるとたくさんの支部があり、どの支部に入門したものか迷いました。
結局、自宅や勤務先からの距離や、実際に師範とお会いしてお話をさせて頂いた印象から、横浜港南支部に入門することにしました。
スパーリングが怖くて道場に行けなかったこと、仕事や家庭の事情で思うように道場に行けなかったことなどありましたが、師範や先輩、仲間に励まされながら何とか現在まで続け、入門してから10年目にして昇段を許されました。
僅か10年かもしれませんが、一つのことを継続できたことは、素敵な出会いとともに大きな財産となっています。
長田 誠/初段/横浜港南支部