岸本 親幸(弐段)※2017年5月昇段
「憧れの極真空手」
高校1年で『空手バカ一代』を手にして以来、憧れ続けた極真会館に入門させていただいたのは20年前でした。覚悟を決めたまでは良かったのですが、稽古初日に基本稽古をリタイア。それから1年はまず基本稽古を最後まで続けることが私の目標でした。「今日は体調が優れず仕事に支障が出るといけないから」と、弱い自分に負けて道場の目の前で帰ろうと思ったことも何度かありました。
それでも、帯が上がるに連れて、体力、気力も充実していくことが実感できました。そして、いつかはと思いながらも、自分には実現は難しいと考えていた極真空手の黒帯をいただくことができました。
初段位取得から6年が経過し、弐段位昇段の機会をいただくことになりました。受審の申込みをしてからの2週間は、とにかく緊張しました。「型は大丈夫か、拳立ては、柔軟は」など情けない不安が頭の中を巡っていました。日頃の心掛けが不十分であることを大いに反省いたしました。審査では、まだまだ精進せねばと改めて思う機会になりました。
この度、昇段の機会を下さった羽田シゲル師範に心より感謝申し上げます。また、改めまして、御指導下さる羽田師範、宍倉師範代をはじめ、諸先輩方、道場生、道場にかかわる方々、そして、家族に心より御礼申し上げます。20年間、極真空手を続けられたのは、皆様の支えがあったからです。大山総裁が築かれ、松井館長がお導きになる極真空手への私の『憧れ』は今も変わりません。極真空手という純粋に打ち込めるものに出会えたことはとても幸運であり、私の財産です。極真会館道場生の誇りを胸に、さらに精進し、極真会館の発展のため、横浜港南支部の発展のため、微力ではございますが貢献して参りたいと思います。押忍。
横浜港南支部
岸本 親幸