菅 充(初段)※2019年11月昇段
「極真会館の黒帯」
この度は昇段審査受審の機会、ならびに昇段を認めて頂けたこと、誠に感謝申し上げます。
また、改めまして、御指導下さる羽田師範、宍倉師範代をはじめ、諸先輩方、道場生、道場にかかわる方々、そしてあらゆる困難や不遇に見舞われながらも支え続けてくれた妻を筆頭に、家族に心より御礼申し上げます。
2008年5月に娘・息子と共に入門し、当初から二人の昇段連続組手は私が最後の壁になると決意していました。
今回は息子と二人で昇段審査に臨み、先に昇段した娘に次いで息子の最後の壁になる事が叶い、且つ私の連続組手では一人目を息子、十人目を娘で締めて頂けた事、更に親子共々初段を認めて頂けた事は、親子空手冥利に尽きます。
私にとっての黒帯とは、まず脳裏に焼き付いている事は師範が仰っていた「極真の帯は2種類のみ、黒帯とそれ以外。黒帯以外は白帯と同じで空手をかじっただけの人」です。
そしてある意味で極真会館の看板を背う事、日常や仕事でも私の行動が極真会館への尊敬・軽蔑どちらにも判断されうるという重みと責任を有すると考えています。
諸事情で現在も不自由な身体ですが、一時は空手どころか普通に歩行も無理、と言われ無用な心配や不安を抱かせました。
にもかかわらず、多くの応援や励まし、ご支援ご協力に支えられた私は本当に幸せ者です。
私は以前、「ポジティブに、強気と努力と忍耐と少しの運があれば復活、さらに昇段までたどり着けるはず」と道場だよりに寄稿させていただきました。
日々のリハビリと共に、基本や移動等で注意されたところは確実に修正し、他にも修正点がないか常に自分と向き合い稽古を積んできたつもりです。
当然、数えきれない程の感謝あっての事ですが、敢えて言わせてください。
『ほら、やれば出来るでしょ!』
黒帯として恥ずかしくない力量・技量・気格を肝に銘じ、これからも精進してまいります。押忍。
神奈川横浜港南支部
菅 充