昇段レポート

清水 智之(初段)※2018年11月昇段

この度は、昇段審査の機会を与えて頂きありがとうございました。
羽田師範、宍倉師範代をはじめ、ご指導ご助言を頂いた先輩方、共に稽古で汗を流した上大岡道場生の皆様に深く感謝致します。

私は高校一年生(36年前)の時に極真空手の門を叩きました。
当時は近くに道場はなく、通うのに一時間半以上かかりました。
高校を選ぶ時も、少しでも道場に近い学校を受験しました。

それから数年間、断続的に道場に足を運びましたが、黒帯には届かずじまいのうちに、仕事上の都合で稽古を断念してしまいました。

それから二十年以上が過ぎ、数年前に東日本大震災で、幼い頃からの友人を亡くしました。
深い悲しみと共に、人の命の儚さを感じました。

そして、「人生に悔いを残してはいけない」と痛切に思い『やり残しのない人生』について考えていました。
その時に、二十数年前に断念した空手が頭に浮かびました。

その気持ちがきっかけとなり、五年前に上大岡道場の門を叩き、懐かしい空手衣に袖を通しました。
稽古を続けているうちに、若い頃より夢中になっている自分に気がつきました。

また、壮年大会の存在を知り、入門一年後に金太郎杯に出場したのをかわきりに、横浜カップ、関東大会、国際親善大会、極真祭と多くの大会を経験させて頂きました。

大会では結果よりも、この年齢になってこれほどの喜びや悔しさを味わうことができたことに驚きました。
改めて、極真空手を再び始めて良かったと強く感じることができました。

また、宍倉先生のご指導のもと、良き道場仲間と出会うことができました。
空手を通じて喜びや苦悩を共有する仲間がいるおかげで、今回の昇段審査を乗り越えることができました。

これからも、初心を忘れず、悔いのない人生を歩むべく、道場仲間と励まし合い、日々精進して参ります。

極真会館 神奈川横浜港南支部
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