昇段レポート

山本 航暉(弐段)※2018年5月昇段

この度は、弐段昇段ありがとうございます。
今回の昇段審査では、黒帯になること、そして昇段することとは決してゴールではなく、新しい門をくぐることなのだと改めて強く実感しました。

自分が初段に昇段したのは丁度6年前、12歳の時でした。
今振り替えると、やはりそこは自分の空手人生でもターニングポイントだったと思います。

恥ずかしながら、黒帯になってからも少し気が緩んでしまうこともありました。
しかし、厚くて硬かった黒帯が柔らかくなるにつれ、後輩も増え、少しずつ黒帯としての自覚を得ていきました。

この中でも大きな意味を持ったのは少年部の稽古の指導をしたことです。
自分は、高校生のときに約1年半、所属している戸塚道場で毎週土曜日に幼年・少年クラスと青少年クラスの2コマの指導をしていました。

後輩の前に立って指導することで、まず自分自身の技を見直し、説明することで基礎的なことから応用的なことを再確認し、後輩達の動きをどう改善すれば良いか見て考える上で、自分が無意識にやっている動きを意識化したりさらに理解を深めることができました。
これは本当に貴重な経験でした。

そして高校を卒業し、今回の昇段審査を迎えました。
勉強もあり、なかなか稽古時間が取れない中、稽古に行かれない日も体を動かしたり公園で型をやったりと準備はしたつもりでしたが、やはりまだまだ足りませんでした。

久しぶりの審査ということもあり、緊張して自分の力を発揮しきれなかった部分もあり、悔しい思いもしました。
特に二十人組手は、今までにないほど厳しい試練となりました。
しかし、周りの人のたくさんの協力があり、これを乗り越えることができました。

幼少期から指導して下さった師範、師範代、先輩方、対戦者の方々、応援してくれた方々、志を共にした仲間、支えてくれた家族、このどれもが欠けても自分が昇段することはできなかったと思います。
また、自分がここまで来れたのは、大人から子どもまで、今まで自分と一緒に空手をしてくれたみんなのおかげだと感じます。
これからはよりいっそう、自分自身の空手の道を深めると共に、周りの人の空手人生にも自分の名前を刻めるよう、精進していきます。
これからもよろしくお願いします。

極真会館 神奈川横浜港南支部
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