吉田 寿(弐段)※2017年11月昇段
「生涯武道として」
この度は、弐段への昇段審査を受審させて頂き誠に有難うございました。
羽田シゲル師範、宍倉師範代には心から御礼申し上げます。
また、御指導頂いた諸先輩方、一緒に稽古していただいた上大岡道場生の皆様に深く感謝いたします。
私が極真会館に入門したのは、約37年前でした。昔から大山総裁に憧れて、「強くなりたい」と思い、22才の時に兵庫県で入門しました。
入門初日に組手で茶帯の高校生にボロボロになるまで組手をしたことは今でも忘れません。強くなって必ず勝ちたいと稽古に励みました。
25歳で初段を許され、黒帯を締めることが出来ました。それから約10数年に亘り稽古に励み、たくさんの大会にも出場させていただきましたが、子育てや転勤などで一度退会してしまいました。
51歳で横浜に住居を移して、体力も落ちてきて体を動かしたいと思い、家の近くに極真会館の道場があることを知り、横浜港南支部に再入門を決意して上大岡道場を訪れました。
宍倉師範代には、10年以上は空手から離れた生活をしていることや、体力的に自信が無いことを伝えたところ、「大丈夫です」と暖かく迎えていただいたことは、今でも忘れません。それからは、仕事、空手、家庭のサイクルで出直しの修業でした。
10数年ぶりの稽古は、若い時とは違い、体も硬くなり、動きも鈍く、スタミナもなく、情けなくなるとともに、稽古に励みました。
今回、昇段審査を受審にあたり、年齢も58歳になった時に、還暦前までには弐段を目指したいと思い、宍倉師範代に相談したところ、「頑張りましょう」と言って頂き、審査に向けての稽古の日々となりました。宍倉師範代より毎週連続組手の模擬稽古を付けて頂き、久しぶりの充実した稽古でした。
昇段審査の連続組手では、道場の仲間の熱い応援もあり、無我夢中でやり抜くことができました。
今回、弐段が許されましたが、極真にふさわしい「心・技・体」を目指して、これからも精進して参ります。
これからも極真会館横浜港南支部の発展に、微力ながら頑張っていきたいと思う所存です。羽田シゲル師範、宍倉師範代、諸先輩方、今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。
押忍
極真会館横浜港南支部
吉田 寿